2024年夏の全国高校野球選手権大会で、2024年春から導入の低反発バットが打率を下げていると話題になっています。
低反発バットとは、反発性能や打球速度を抑えた金属バットのことです。
低反発バットが導入されたのはなぜ?
そこで、低反発バットが導入された理由を大調査!
高校野球で低反発バット2024年春から導入なぜ?きっかけは選手の骨折
2024年夏の全国高校野球選手権大会で、優勝候補の健大高崎、大阪桐蔭、報徳学園が戦力的には格下とされる相手に敗れたことが話題になっています。
敗因は、2024年春から導入の低反発バットが名門校の打率を下げていることが大きいようです。
低反発バットは、2022年日本高等学校野球連盟より公表され、2年間の移行期間を経て、2024年春の全国高校野球選手権大会から完全導入されました。
なんで導入されたんだろう?
導入された理由は、投手や野手の安全性を確保するため。
従来の金属バットは各メーカーの開発競争による性能進化や、球児たちの筋力トレーニングの効率化により、打球の速度や飛距離が伸び続ける一方でした。
打者が良く打ち、投手陣が苦戦する打高投低の傾向が強まる中、打球の危険性が増していきます。
2019年の全国高校野球選手権大会では、打球による骨折事故も発生。
岡山学芸館・丹羽淳平さんは
19年夏の甲子園に出場
2回戦・広島商戦に先発した初回、
11球目に打球が左ほほに直撃した。
「左顔面骨骨折」の診断を受け、
降板を余儀なくされた。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/0797896e8320ffded2d3191d1096c0da4375d186
過去には練習試合で死亡事故も。
このような事故をきっかけに、投手や内野手安全を担保するため、低反発バットの導入に至りました。
低反発バットと金属バットとの違いは?飛ばなくなった?
低反発バットの導入により、全体的に打率が低下しているようです。
1試合あたりの両チーム計得点は
昨年の9・93から7・13に、
1試合で本塁打の出る確率は
53・8%から13・8%に急落。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/a0e5ad226c68d6013ae19170536d1a1a96749f72
低反発バットってそんなに飛ばないの!?
そこで、従来の金属バットと低反発バットの違いを調べてみました。
出典:https://japan-ballpark.com/en/blogs/web-magazine/240718
金属バットと低反発バットを比較してみると、低反発バットの方が3mm直径が細くなっており、打者はボールをとらえることが難しくなりました。
重さはどちらも900gです。
また、金属バットは中が空洞になっており、トランポリン効果(バットがボールを打つ瞬間に凹み、ボールを弾き返す反発性能)により、ボールが飛びやすいようになっています。
一方で、低反発バットは従来の金属バットよりも1mm厚くなっており、トランポリン効果が抑制されて、打球が飛びづらい構造に。
これらの違いから、打者成績が全体的に低下しているようです。
【SNSの反応】高校野球で低反発バット導入!飛ばなくなってつまらないとの声も?
低反発バットの導入に対する、SNSの反応をご紹介!
「飛びにくくなってつまらない」との声もありましたが、「力任せじゃなくなって面白い」といったポジティブな声が多かったです!
名門校の敗退は、「監督が新基準に合った指導ができていないから」といった声もありました。
上手く新基準を取り入れている学校が勝利していそうですね。
まとめ 高校野球で低反発バット導入なぜ?飛ばなくなってつまらないとの声も
低反発バットの導入が話題になっていることをご紹介しました。
- 低反発バットの導入は投手や内野手の安全を守るため
- 2024年春から低反発バットに完全移行
- ネットの反応はポジティブな声が多い
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